ラクスルでpdfデータ入稿する際の注意点【まとめ】

ラクスル pdf ネット印刷の使い方

ラクスルのpdfデータ入稿【まとめ】

こんにちは、とも-Dです。

みなさん、ラクスルのpdfデータ入稿でお困りではないですか。

・ラクスルのpdf入稿がうまくいかない。
・pdfデータの作り方がわからない。

この記事では、筆者のラクスル利用の体験に基づいて、ラクスルのpdfデータ入稿の方法と注意点を解説しています。

また、ラクスルでは、pdfデータでの入稿を推奨しています。

なので、こちらの記事を参考にして、pdfデータ入稿の疑問の解決にお役立てください。

とも-D
とも-D

こんな方におすすめの記事です。
・pdfデータ入稿をスムーズに行いたい方。
・pdfデータの作り方を知りたい方。

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ラクスルのpdfデータ入稿の方法

まず、ラクスルではpdfデータでの入稿を推奨しています。

これは、入稿の際のデータトラブルの危険性が軽減されるからです。

なので、ここでは、pdf入稿の手順について説明します。

ただし、ラクスルの機能やインターフェースは変更される可能性があるため、最新のラクスルのガイドやサポート情報も参照してください。

印刷データの作り方

はじめに、ラクスルには、2種類の印刷データを作る方法があります。

「オンラインデザイン」を利用する方法と、デザインソフトを利用して、印刷データを作る方法です。

なお、オンラインデザインを利用する場合、ここで説明するpdfデータの入稿をする必要がありません

作ったデータをマイデザインに保存するだけで、入稿することが可能です。

下にオンラインデザインを利用した印刷データの作り方の詳細記事を貼っておきます。ご参照ください。

ラクスルの無料テンプレートの使い方【まとめ】
ラクスルの無料テンプレートの使い方でお困りではないですか。この記事では、テンプレートで簡単に出来るデザインデータの作り方を紹介。

そして、印刷データを作る際に、pdfデータの作成が必要になるのは、デザインソフトを利用したデザインの場合です。

また、デザインソフトを使った印刷データの作り方については、下の記事を参考にしてください。

ラクスルの印刷テンプレートで入稿データを作成【まとめ】
ラクスルの印刷テンプレートをご存じですか。この記事では、デザインソフトに対応したテンプレートでの入稿データの作り方を紹介しています。

pdfデータの作り方

ここでは、デザインソフトごとのpdfデータの作り方を紹介します。

イラストレータ(Illustrator)の場合

  1. 「複製を保存」からデータを保存
    まず、PDFにするファイルをイラストレータで開きます。
    そして、ファイルメニューの「複製を保存」を選びます。
  2. ファイル形式から「Adobe PDF」を選択
    また、保存先を選択し、「Adobe PDF(pdf)」を選んで、「保存」します。
  3. 「PDF/X-1a:2001(日本)」形式を選択
    そして、Adobe PDFを保存のダイアログが表示されたら、Adobe PDF プリセットから「PDF/X-1a:2001(日本)」を選びます。
  4. 「トンボ」の設定
    なお、ラクスルの印刷テンプレートを利用していない場合、あるいは、トンボを作っていない場合は、必要に応じてトンボと裁ち落としの項目の「トンボ」にチェックを入れます。
    また、裁ち落としの設定から、「ドキュメントの裁ち落とし設定を使用」にチェックを入れます。※天地左右それぞれ3mmになっていることを確認します。。3mm以外の場合は、手動で3mmに設定します。
  5. 「PDFを保存」を押す
    最後に、「PDFを保存」を押します。その後「編集機能の一部が使用できなくなる可能性があります」と表示されますが「OK」をクリックします。

インデザイン(InDesign)の場合

  1. PDF書き出しプリセットを選択
    まず、メニューバーの「ファイル」→「PDF書き出しプリセット」から「[PDF/X1a:2001(日本)]」を選びます。
  2. ファイル名を付けて保存
    そして、ファイル名と保存場所を入力し、「保存」を選びます。
  3. トンボと裁ち落としの設定
    立ち上がったダイアログでトンボと裁ち落としの設定を行います。
    また、トンボがある場合は何も選択せずに書き出しを行います。
    ・「トンボとページ情報」では「内トンボ」「外トンボ」「センタートンボ」にチェックを入れます。
    トンボの種類は必ず「丸付きセンタートンボ」を選びます。
    ・「裁ち落としと印刷可能領域」では「ドキュメントの裁ち落とし設定使用」「印刷可能領域を含む」にチェックを入れます。
    上記が完了したら、「書き出し」を押してPDFを作成します。

ワード(Word/windows)の場合

まず、注意点として、トンボとガイド線のあるラクスルの印刷用テンプレートを利用の場合は、PDFに変換する前に必ずテンプレート内の「ガイド線」を削除します。

また、Officeの2007より前のバージョンの場合は、無料のPDF変換ソフトを使ってPDFを作成します。

※無料変換ソフトの利用方法については、下記の項目を確認してください。

  1. [ファイル] タブをクリックして、[名前を付けて保存] をクリック
  2. [ファイルの種類] をクリックして、[PDF (*.pdf)] をクリック
  3. [保存]を選択
    保存先を選んで保存します。
    また、この時[最適化]の項目がある場合は[標準(オンライン発行および印刷)]を選びます。
    ※PDFにする際に200ppiの解像度に変換されます。
    そして、この方法で作成したPDFの画像解像度が荒くなった場合、下記項目で説明する無料変換ソフトを利用します。

パワーポイント(PowerPoint/windows)の場合

まず、注意点として、トンボとガイド線のあるラクスルの印刷用テンプレートを利用の場合は、PDFに変換する前に必ずテンプレート内の「ガイド線」を削除します。

また、Officeの2007より前のバージョンの場合は、無料のPDF変換ソフトを使ってPDFを作成します。

※無料変換ソフトの利用方法については、下記の項目を確認してください。

  1. [ファイル] タブをクリックして、[名前を付けて保存] をクリック
  2. [ファイルの種類] をクリックして、[PDF (*.pdf)] をクリック
  3. [保存]を選択
    保存先を選んで保存します。
    また、この時[最適化]の項目がある場合は[標準(オンライン発行および印刷)]を選びます。
    ※PDFにする際に200ppiの解像度に変換されます。
    そして、この方法で作成したPDFの画像解像度が荒くなった場合、下記項目で説明する無料変換ソフトを利用します。

ワード(Word/Mac)の場合

まず、注意点として、トンボとガイド線のあるラクスルの印刷用テンプレートを利用の場合は、PDFに変換する前に必ずテンプレート内の「ガイド線」を削除します。

  1. プリントを選択
    メニューバーの「ファイル」→「プリント」を選びます。
  2. PDFで保存
    プリントのウィンドウの左下「PDF」内の「PDFとして保存」を選びます。
    そして、保存先を選択して保存してください。

パワーポイント(PowerPoint/Mac)の場合

まず、注意点として、トンボとガイド線のあるラクスルの印刷用テンプレートを利用の場合は、PDFに変換する前に必ずテンプレート内の「ガイド線」を削除します。

  1. プリントを選択
    メニューバーの「ファイル」→「プリント」を選びます。
  2. PDFで保存
    プリントのウィンドウの左下「PDF」内の「PDFとして保存」を選びます。
    そして、保存先を選択して保存してください。

PDF無料変換ソフト(PrimoPDF)をつかった方法

ここでは、無料のpdf変換ソフトを利用した方法を紹介します。

また、ワード・パワーポイントのウィンドウズ版の解像度の低下(画像が荒いなど)の対策としても利用します。

無料変換ソフト(PrimoPDF)の場合

まず、PrimoPDFをインストールします。

そして、下記の手順で、pdfデータを作成します。

  1. 印刷を開く
    「ファイル」メニュー→「印刷」を押します。
  2. 詳細設定を開く
    そして、「プリンター」→「PrimoPDF」を選び、「プリンターのプロパティ」を押します。
    また、「プリンタのプロパティ」の「レイアウト」タブを選択し、「詳細設定」を押します。
  3. 詳細設定をする
    つぎに、「詳細設定」で以下を設定して「OK」をクリック
    ・「用紙サイズ」→「お客様の作成されたデータサイズ」
    ・「印刷品質」→「600dpi」
    ・「TrueTypeフォント」→「ソフトフォントとしてダウンロード」
    ・「TrueTypeフォントダウンロードオプション」→「Native TrueType」
  4. PDF書き出し
    そして、「詳細設定」を閉じて「プロパティ」に戻ったら、そのまま「OK」を押します。
    その後、「印刷」をクリックしてPDFを書き出します。
  5. PDFの作成
    最後に、少ししてから「PrimoPDF」を開きます。
    そして、「プリプレス」を選らび、書き出されたPDFの保存先を指定し「PDFの作成」を押します。
無料変換ソフト(CubePDF)の場合

まず、CubePDFをインストールします。

そして、下記の手順で、pdfデータを作成します。

  1. 「印刷」を開く
    まず、「ファイル」メニューから「印刷」を押します。
    そして、「プリンター」から「CubePDF」を選んで、「プリンターのプロパティ」を押します。
  2. 詳細設定を開く
    つぎに、「プリンターのプロパティ」の「レイアウト」タブを選んで、「詳細設定」を押します。
  3. 詳細設定する
    また、「詳細設定」で、以下を設定し、「OK」を押します。
    ・「用紙サイズ」→「お客様の作成されたデータサイズ」
    ・「印刷品質」→「600dpi」
    ・「TrueTypeフォント」→「ソフトフォントとしてダウンロード」
    ・「PostScript 出力オプション」→「エラーが軽減するよう最適化」
    ・「TrueTypeフォントダウンロードオプション」→「アウトライン」
    ・「用紙サイズ」は、塗り足しを含んでいる場合、「PostScriptカスタムページサイズ」にして、作成したサイズを入力します。
  4. PDF書き出し
    そして、「プリンター」から「CubePDF」を選んで「プリンターのプロパティ」を押します。
    「印刷」ボタンを押した後にCubePDFのウインドウが表示されます。
    ここで、「PDFバージョン」を「1.6」にし、出力ファイルの保存先設定をして「変換」を押します。
  5. PDFの確認
    最後に、書き出したPDFを確認します。
    この時、概要のタブでサイズを確認します。
    また、フォントのタブで全てフォントが「埋め込みサブセット」になっていることを確認します。

pdfデータの入稿の注意点

そして、ラクスルに入稿する際は、以下の項目が完了していることをご確認ください。

注文の印刷物のサイズと、入稿データのサイズは一致していますか?

一致していない場合、注文サイズに合わせてデータサイズを変更してください。

注文の印刷物のカラーと、入稿データは一致していますか?

カラー印刷でご注文の場合、データはフルカラーで作成してください。

また、モノクロ印刷でご注文の場合、データはモノクロで作成してください。

PDFデータに直接修正を加えて、入稿データを作っていませんか?

PDFの機能を使用して、データを修正しても、印刷には反映されません

印刷に反映したい文字・線・画像等は、PDFに変換する前のソフトで編集してください。

そして、全ての編集が完了してからPDFに変換してください。

ラクスルのpdfデータ入稿の質問

ここでは、pdf入稿に関するよくある質問を紹介しています。ご参考にしてください。

pdfデータなのに入稿できない?

PDFにフォントが埋め込まれていない可能性があります。

フォントが埋め込みされているか確認して、フォントの埋め込みをしてください。

pdfデータはトンボ無しで入稿できますか?

入稿可能です。
トンボは、データチェックの際に、ラクスルで作成されます。

ラクスルのpdfデータ入稿【まとめ】

では、ラクスルでpdfデータ入稿について、まとめておきます。

まず、ラクスルでは、pdfデータでの入稿を推奨しています。

これは、入稿の際のデータトラブルが、pdfデータ入稿は少ないからです。

なので、pdfデータの作り方を参考にして、pdfデータでの入稿をしてください。

また、ラクスルでは他のデータ形式の入稿も可能です。

他のデータ形式についての詳細は、下の記事をご覧ください。

ラクスルで使える入稿データ形式【まとめ】
ラクスルの入稿データ形式でお困りではないですか。この記事では、ラクスルの印刷データの保存形式について解説しています。

そして、ラクスルの入稿データの作り方や、入稿のやり方について、詳しくは下の記事をご覧ください。

ラクスルの入稿データの作り方・入稿のやり方【まとめ】
ラクスルの入稿データの作り方や、入稿のやり方でお困りではないですか。この記事では、ラクスルの入稿方法についてまとめています。

今回も、最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

では、また。とも-Dでした。

とも-D

このブログでは広告代理店での30年以上の実務(主にショッピングセンターや商店街の集客・販売促進企画)で係わった印刷物や販促ツール、ノベルティ・オリジナルグッズなど、効果的なツールの作り方の「コツ」や「コスト」削減の方法を紹介していきます。

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