ラクスル シール・ステッカーのカットパス【まとめ】
こんにちは、とも-Dです。
みなさん、ラクスルのシール・ステッカーのカットパスの作成でお困りではないですか。
この記事では、シール・ステッカーのカットパスの作り方について、解説しています。

・カットパスの作り方がわからない。
・カットパスを簡単に作りたい。
この記事では、筆者のラクスル利用の体験に基づいて、シール・ステッカーのデザインデータ作りに欠かせない、カットパスの作り方を説明します。
また、ラクスルが提供する、おまかせでカットパスが作れる方法についても、併せて紹介します。
なので、シール・ステッカーのカットパス作りに困ったら、参考にしてください。

こんな方におすすめの記事です。
・カットパスの作り方が知りたい方
・カットパスをおまかせで作りたい方
シール・ステッカーの「カットパス」とは
まず、カットパスとは、シールを台紙から剥がしたときの、形や大きさを示すものです。
なので、シール・ステッカーの入稿データには、シールをはがす位置を示す「カットパス」が必要になります。

では、カットパスの必要性がわかったところで、次にラクスルでの「カットパスの作り方」を解説していきます。
ただし、機能やインターフェースは変更される可能性があります。
なので、最新のラクスルのガイドやサポート情報も参照してください。
また、シールやステッカーの「無料サンプル」の請求方法は、下の記事を参考にしてください。

そして、お得なクーポンを利用した、「お試し印刷」の方法を、下の記事で紹介しています。

ラクスル シール・ステッカーの「カットパス」の作り方
では、ラクスルでカットパスを作る方法は、大きく分けて3つの方法があります。
まず、「カットパス作成サービス」は、シールの仕上がりの形を指定するだけで、自動でカットパスを作成してくれます。
また、「オンラインデザイン」でデザインした場合も、自動でカットパスが作成されます。
そして、カットパスを「自分で用意する」方法です。
なので、以下では、「カットパス作成サービス」「自分で用意する」について、解説します。
また、「オンラインデザイン」を利用した方法は…
マイデザインに保存したデータを入稿するだけで、特別な作業はありません。
「カットパス作成サービス」で作る
まず、ラクスルが無料で提供する。カットパス作成サービスの使い方について、解説します。
カットパス作成サービスで作る方法
はじめに、ラクスルの提供する「カットパス作成サービス」では、以下の3つの指定が可能です。
- 「円形」(正円・楕円)
- 「四角形」(正方形・長方形)
- 「デザインに合わせる」
これらの指定をするだけです。あとは、自動でカットパスが作成されます。

ただし、「四角形」の角を丸くしたい場合は、カットパスを「自分で用意する」必要があります。
カットパス作成サービス利用の注意点
また、カットパス作成サービス利用する場合、以下の点に注意が必要です。
シールの端まで背景を入れたい場合
まず、下の図のように「A+B」の長さだけ、背景をデザインの外側に伸ばしたデータを準備してください。
これは、Bの部分はカットパスを作成するのに必要になります。
そして、Aの部分は、背景に余白が出ないように断裁するのに必要な塗り足しです。

また、これらの長さは、納品形態で異なります。
なので、下の表を参考にして確認してください。
納品形態 | A. 塗り足しの幅 | B. カットパスから デザインまでの幅 | 合計(A+B) |
---|---|---|---|
1シートに複数枚 | 2mm以上 | 1mm以上 | 3mm以上 |
バラ四角カット バラ台紙カット ロールシール | 2mm以上 | 2mm以上 | 4mm以上 |
カットパスの仕上がり
また、デザインに合わせたカットパスの作成の場合、いくつかの制限があります。
- カットパス数は40パス以内
- 角度は90度以上
ただし、デザインによっては対応できない場合があります。
カットパスの仕上がりデータチェック
そして、カットパス作成サービスを利用した場合、印刷データの最終確認が必須となります。
カットパスを自分で用意する
ここでは、カットパスを自分で作る方法として、イラストレータを利用する場合。
そして、イラストレータ以外のデザインソフトの場合を解説します。
また、共通の注意点を解説します。
カットパスをイラストレータで作る
まず、ここでは、イラストレータ(Illustrator)での、カットパスの作成手順と、注意点を見ていきます。
カットパスは「パス」で作成
はじめに、カットパスは必ず「パス」で作成します。
そして、わかりやすいよう、パスに色をつけます。
なお、「パス」以外のオブジェクトや画像で作ると再入稿になります。
これによって、納期が遅れる原因になるので、注意が必要です。
また、下にカットできないパスの事例を挙げておきます。
- くりぬくデザイン
- 複数のカットパスが配置されたデザイン
- パスの一部がえぐれているデザイン
など、デザインによっては、入稿できない場合があります。
「カットパス」と「デザイン」のレイヤーは分けて作成
「カットパス」と「デザイン」のデータは、必ずレイヤーを分けて配置します。
また、ラクスルのテンプレートを利用の場合、「制作レイヤー」にカットパス以外のデザインを配置します。
また、テンプレートで設定しているレイヤーは、削除や移動せずにそのままの状態で使用します。
カットパスのサイズ
ここで、注意が必要なのは、「カットパスのサイズ」と「注文サイズ」を同じにすることです。
注文とカットパスのサイズが違うと、データの修正が必要になります。
また、台紙のサイズは指定できません。
なお、シールの最小サイズは納品形態により異なります。
下の表を参考にしてください。
納品形態 | 注文可能な最小サイズ |
---|---|
1シートに複数枚 | 短辺5mm |
バラ四角カット | 短辺40mm |
バラ台紙カット | 短辺40mm |
ロールシール | 短辺20mm |
カットパスの角度とポイント
そして、カットパスの角度は必ず90度以上で作成します。
また、カットパスのポイント数は40ポイント以内で作成します。
カットパスをイラストレータ以外で作る
ここでは、イラストレータ以外のデザインソフトを利用したカットパスの作り方を解説します。
まず、カットパスデータの入稿のしかたは…
「カットパスの線が入ったデータ(カットパス見本)」と「印刷用データ」の2点を入稿します。
また、ラクスルのPowerPointのテンプレートを使用する場合は、テンプレート内の作成方法や注意に従って作成します
塗り足しと余白
まず、塗り足しと余白のサイズは、納品形態により異なります。
下の図を参考にしてください。
また、端まで背景の印刷をする場合、塗り足しを3mm作成します。
そして、断裁ずれにより、デザインや文字が切れないように、カットパスまでの間に余白を入れます。
- 1枚に複数枚の場合、デザインのカットパスまでの余白は1mm以上
- 上記以外の納品形態の場合は、デザインのカットパスまでの余白は2mm以上
文字の大きさと線の太さ
そして、文字の大きさは、6pt以上で制作します。
なお、6pt未満の文字は、かすれや、つぶれの原因になります。
また、線の太さは、かすれないように、0.3pt(0.1mm)以上で制作します。
画像解像度
また、印刷に適した解像度は、原寸で350 ~ 400ppiです。
なお、解像度が高すぎる場合も、画質が粗くなったり、データが重いことで再入稿の原因となります。
データ入稿する際の確認事項
最後に、入稿データのチェック項目をまとめておきます。
- 「デザイン」「カットパス」「白版」は必ずレイヤーを分けて配置する。
- ラクスルのIllustratorテンプレートを利用の場合、レイヤーは削除や移動はせずそのまま使用する。
- カットパスは、上記のガイドに従って作成する。
- 注文サイズと、入稿データのサイズの一致を確認する。
- 意図的に文字切れや、余白を作っている場合、「文字切れ了承」「余白了承」等のコメントを入れて入稿する。
これらを、事前に確認することで、スムーズなシール・ステッカーの作成が可能になります。
ラクスル シール・ステッカーのカットパス【まとめ】
では、最後に、ラクスル シール・ステッカーのカットパスについて、まとめておきます。
まず、シール・ステッカーの作成には、カットパスの作成が必要になります。
このカットパスは、シール・ステッカーの仕上がりの位置を示すものです。
なので、データの入稿時には、デザインデータ以外にもカットパスの入稿が必要になります。
しかし、ラクスルでは、このカットパスを自動でつくるサービス「カットパス作成サービス」を提供しています。
これによって、カットパス作成の手間を省けます。
しかも、カットパスの作成ミスによるトラブルを防ぐことが出来ます。
また、無料のオンラインデザインでも、カットパスは自動で作成されます。
オンラインデザインの詳細は、下の記事をあわせてご覧ください。

もちろん、デザインソフトを利用して、自分でカットパスを作ることもできます。
また、自分で作る場合も、ラクスルの提供するデータ作成用のテンプレートを利用すれば、簡単に作ることが出来ます。
作成用テンプレートの詳細は、下の記事をご覧ください。

このように、ラクスルでは、シール・ステッカーのカットパスを作成するサポートが充実しています。
なので、はじめて利用する方でも、簡単にシール・ステッカーを作成することが出来ます。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました。
では、また。とも-Dでした。